今日は日曜日! 大変敬虔なクリスチャンの島であるコスラエはミクロネシアで最も宗教を重んじている島です。コスラエの日曜日は今でも安息日と決められており、最もコスラエらしい文化を体験できる日なんです。
この日曜日、私は結構楽しみにしておりました! 昔、座禅を組んでいたこともあるバリバリ仏教徒の私にとっては教会に行く機会なんてほとんどないですからね。教会に行って讃美歌を聞いて... せっかくなのでコスラエ島民と同じ生活を体験してみたかったんです。
コスラエのハイウェイ~♪ 空港から延びるアスファルトの道路はウトウェ村まで30kmほど続いております。
「ノーティラス・リゾート」前のビーチはマングローブ交じりの不思議な光景。
コスラエの「ブルーホール」。とっても穏やかです。
「名も知らぬ、遠き島より~♪」 いやいや、コスラエ産ですから...
年間6000ミリ以上も本当に雨降るの? というほどのいい天気が続いています。
朝食はフレンチトースト! 食事は何を食べてもおいしかったです! クオリティ高し!
ノーティラスのダイビングといえばダグ(右)とサリク(中央)の名コンビ! サリクは横浜に1年間、留学していたんですって! 日本語を必死でアップデート中!
ツインのお部屋が16部屋、さらに長期滞在者用の部屋が2部屋。
コスラエのリゾートで唯一のプール!
朝食を終え、教会に向かいます。島民は教会に出かけるに当たり、ありったけのおめかしをして行くそうです。男性は長ズボンに襟付きのシャツ、女性はヒザ下まで隠れる伝統ドレス。大人はもちろん、子供、赤ちゃんまでお洒落を決め込み出掛けます。私たちも長ズボンに襟付きのシャツで向かいます。
コスラエの総本山とも言える「レラ教会」は、昨年およそ100年ぶりの改築工事が終わったところです。
教会の中に入る前に、あまりに天気がいいので、スリーピングレディを見に行ってきました!
教会では讃美歌を絶対に聞いてください! 讃美歌は聖歌隊が歌うものと、参列者全員で歌うものがありますが、とにかくどちらも素晴らしい歌声! 感動しますよ!
1時間ほどのミサの第1部は1時間ほどで終了します。だいたいの島民は第1部だけで帰っていきます。第1部の終わりが近づくと寄付金を集めるカゴが周ってきます。1ドル札を1枚入れる人たちが多いですので、我々旅行者も周りの動きに合わせて、1ドル札を1枚入れさせてもらいました。
我々も第1部を見学させていただき、次のホテル「コスラエ・ヴィレッジ・エコロッジ&ダイブ・リゾート」へ移動します。
コスラエアンの日曜日の午後の過ごし方はひたすら寝るそうです。コスラエの日曜日は何もしてはいけない慣習です。仕事も、野外での遊びはもちろんのこと、掃除も、洗濯も、料理すらしてはいけないんだそうです! 飲酒は「違法」です! その結果、日曜日の午後は島から人影が消えてしまうんです。
お部屋には生花が飾り付けてありましたが、ちょっとアリが... まあ、自然の中のリゾートですから、アリもヤモリも蚊もいますよね!
大自然の中のリゾートなので蚊もすごい! 寝るときは蚊帳に入って寝ないと大変なことになるかも... 蚊取り線香や虫除けも部屋に常備してありました。お肌の弱い方はご愛用の虫除けをご持参いただくことをお勧めします。
リゾートの目の前は遠浅になっています。ごつごつしてますので、ビーチコーミングの際は注意が必要です。
レストラン。宿泊棟も含めて全て茅葺きバンガロータイプです! リゾート感抜群!
リゾート内のダイビングショップ! ナイトロックス&テクニカルダイビングも可能です!
リゾート内を見学したのち、観光局長のグラントさんのお母様のお宅を訪問。コスラエアンの方が日曜日にどういう生活をされていらっしゃるのか見学をさせていただきました。
ミチコさんお手製の「コスラエ・スープ」。ビックリするほどおいしかったです!
「コスラエ・スープ」は安息日の慣習によって作られた料理とのこと。日曜日は料理をしないため、前日のうちに日曜日の食べ物を用意しておきます。それがコスラエの伝統的な慣習です。その他パンの実やタロイモをいただきました。
ミチコさんファミリー。日本では考えられないビッグファミリーが多いんですって!
さて、「旅行者も何も出来ないの?」という声がそろそろ聞こえてきそうですが、心配はいりません! メンケ遺跡ジャングルやオマ山のハイキングも出来ますし、島内観光をすることだって出来ます。日曜日にも出来るアクティビティはたくさんありますよ。今日はその中の一つ、メンケ遺跡ジャングル・ハイキングに行ってきました!
メンケ遺跡に向かって出発! 往復で3時間強程度、川を10回ほど横切りますが、高低差があまりないハイキング・コースのため、シニア世代の方々にもおススメです!
植物に疎いのでわかりませんが、ものすごい種類の植物がびっしり生息しています。
一時期日本でも話題になった「ノニ」。
ガイドのサリクがいとも簡単に杖を作ってくれました!
生姜の花(ジンジャーフラワー)。ピンクのものや白いものなど、3種類くらい観察できました。
コスラエの固有種「カ」の木。
ジブリの世界へようこそ!
これ、竹なんですけど、面白い生えかたしてますよね。
「マウンテン・アップル」
「レインボーツリー」はユーカリの仲間。木の皮が剥けると緑から青、紫に変化して、その後オレンジ、赤に変わっていくそうです。ここ最近雨が降っていなかったので、あまり鮮やかな色でなかったのが残念...
野生の豚の足跡。
「レラ遺跡」でも見た台所の跡。
「メンケ遺跡」が見えてきました! 「メンケ遺跡」にはいまだ解明されていない多くの謎が残っているそうです。
「メンケ遺跡」はパンの木(ブレッド・フルーツ)の女神「シンラク」を祀った場所と言われています。
アメリカの学者さんがつい先日までここで寝泊まりして「メンケ遺跡」の研究をしていたとのこと。
この銅像は何??
「メンケ遺跡」は長方形に石を積み上げて造られた祭壇部分と居住部分の二間続きで、それがこのジャングルの中に一カ所ではなく、なんと100カ所以上に点在しているそうです。
ここ数日晴天が続いているので水量が少ないですが、通常なら膝くらいまで水に浸かることも... 川をザブザブと渡るなんて言う経験、日本ではなかなかできないですよね!
豚の頭蓋骨
バナナって50種類以上あるそうです... コスラエアンは基本的に生で食べることはほとんどなく、調理して食べるそうです。
ガイドのサリクが杖を作ってくれたり、動植物の説明を事細かにしてくれたり、フルーツやココナッツなど嬉しいサプライズを用意してくれたり、本当に楽しかった! コスラエは海だけではないです! 陸も本当にもどころいっぱい! こんな日曜日の過ごし方、ありですよ!!
さあ、今日から2泊する「コスラエ・ビレッジ・エコロッジ&ダイブ・リゾート」に戻ってきました!
自然をそのまま生かした作りは感動。茅葺き屋根のバンガローには一度は泊まる価値あり!
明日は満月。しかも大潮でスーパームーン!
「コスラエ・ビレッジ・エコロッジ&ダイブ・リゾート」内のイナム・レストラン。ローカルフードから世界の料理まで味わえます。ミクロネシアのベストレストランの一つに選ばれています。
ものすごく月明かりが明るい夜でした。
カニがあちこち動き回っていますよ! 満月が近いから特に動きが活発なのか??
明日もまたダイビングに出かけてきます!
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