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2016.03.23  この夏は岐阜県に特別天然記念物のオオサンショウウオや蛍+αを観察しに行こう~!

今日は一昨年私も観察に出かけたオオサンショウウオツアーのご紹介です! この時期ならではの大自然のイベントと組み合わされた興味深いツアーが数多く企画されており、私もまたオオサンショウウオを見に行きたい!と思っております。もし、3名様以上お集まりであれば、私も都合の許す限りお供させていただきます! ぜひお問い合わせください!


さて、そもそもオオサンショウウオって生態がよく分からないといわれていますよね。絶滅危惧II類に分類されており、現生の両生類では最大で、半分に裂いても再生するという俗説から「ハンザキ」の別名があるそうです。全長60~100cm、最大は全長135cm、体重19.5kgほどに達するといわれていますが、野生個体では全長100cmに達することは極めてまれだそうです。岐阜県以西の本州・九州北部の山地に分布し、四国および熊本・宮崎両県にも記録があるそうです。成体になっても多分に幼生の形質を残しており、一生を山間の渓流で過ごします。頭部は扁平で大きく、多数のいぼ状突起があります。口は幅広く鋭い歯をもち、成体では眼が退化してきわめて小さくなります。食性は動物食で、魚類、カエル、甲殻類、貝類、ミミズなどを食べます。貪欲で水中で遭遇した動物質には襲いかかり、共食いすることもあるそうです。なので、撮影にも細心の注意が必要です。口の前で撮影をしていると「バクッ」ってされる可能性も十分にあります。


それでは大自然の恵みをいっぱい感じられるツアーのご紹介を... もちろんどのコースもオオサンショウウオ観察ツアー付です。


○2016年の観察の見どころ


①水芭蕉、芝桜、藤などの観察 → 5月の連休。


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オオサンショウウオ ©伊藤潜水企画


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オオサンショウウオの息継ぎシーン ©伊藤潜水企画


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成熟したオオサンショウウオの個体 ©伊藤潜水企画


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オオサンショウウオの幼体 ©伊藤潜水企画


②姫蛍
 ・長良川竹林 → :5月中旬~下旬が見ごろになります。
             例年は蛍のピークが満月になり闇夜での観察は天候が曇らないと無理のよう
             ですが、撮影の方法を変えれば色々と楽しむ事が出来ると思います。
             ・月の影響あり(蛍の数は少ない) → 5月21日(土)、22日(日)
             ・月の影響が少ない(蛍、人は多い) → 5月28日(土)、29日
             ※ヒメボタルは早ければ5月14日頃から見られるかもしれません。


 ・大垣 → 6月4日(土)、11日(土) 限定各3名様まで撮影可能です。


 ・中濃地区 → 6月中旬~7月初旬が見頃になります。


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姫蛍 ©伊藤潜水企画


③源氏蛍
 ・中濃地区 → 6月中旬が見頃になります。


 ・恒例の観察場所 →  ピークは6月20日前後~7月5日前後が良いと思います。今年は月の影響を受けますが後半が良好かも...


 ・山奥杉林 → 7月中旬が見頃になります。
           今年は前半は月回りが良く、後半は月の影響があります。この時期は梅雨が
           明ければ快晴ですが、曇りがちの日に期待です!
           月の影響も工夫次第で絵作りに利用出来ますので、7月10日(土)~11日(日)、
           7月16日(土)~18日(月・祝)、およびこの間の平日がおすすめです!


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源氏蛍 ©伊藤潜水企画


④ホソエガサ → 7月に日本海にて! 以外と近場ですよ!
 ※ホソエガサとは、波のおだやかな砂地の貝殻上に生える全長3センチほどの小さな海藻です。以前は日本沿岸各地でみられたようですが、今では環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されるほど生育場所が減少しています。貝殻が土砂などに覆われると生育できません。沿岸域の開発などで分布場所が奪われたのです。ホソエガサは、英名では人魚のワイングラスというロマンチックな名前で呼ばれています。ホソエガサの仲間は、2~3億年前の太古の海に広く分布していたことが化石の発見で分かっており、生きている化石と呼ばれています。私達の世代で絶滅させることのないよう、保護が強く求められています。


⑤ペルセウス流星群観測 → 今年は8月13日(土)。この日を絡めてのオオサンショウウオの観察会もお勧めです! 渓流の小型サンショウウオもお勧めです!


⑥花火大会 → 今年は8月14日(日)。この日を絡めてのオオサンショウウオの観察会もお勧め! 
 ※この花火大会の売りは20号玉を毎年5発~8発打ち上げますが、この花火が本当に凄いんです! 20号玉とは外形57cm、重量が45~60kgもの大きな玉で、打ち上げられる高さが450~490m、開く大きさが500~520mにもなる大型の花火です。


⑦向日葵畑 → 8月前半~中旬は向日葵観賞を絡めてのオオサンショウウオの観察会もお勧め! 


⑧サワガニ産卵 → 8月後半~9月前半はサワガニの産卵が見られます。産卵シーンと共にオオサンショウウオの観察会もお勧め! 


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沢蟹の産卵も観察できます。 ©伊藤潜水企画


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2014年8月23日に撮影。お腹に子供をいっぱい抱えているのがわかりますか?


⑨彼岸花の群落、オオサンショウウオの産卵、抱卵 → 9月です


⑩ミッドナイトオオサンショウウオ観察会 → 7月後半~9月まで。オオサンショウウオの捕食が観察出来ます。(開催日限定、お問い合わせください)


⑪サツキマスの産卵 → 10月中旬~下旬


⑫鮎の産卵 → 11月初旬


⑬琵琶鱒の産卵 → 11月中旬


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カエルもバイカモがお気に入りのようです!


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アマゴなどの川魚も観察できますよ! ©伊藤潜水企画


この時期ならではの自然のイベントとともに、オオサンショウウオの観察、してみませんか? ぜひお気軽にお問い合わせください!


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