今日で添乗も8日目。ついにシャルムを去る日がやってきました。ダイビング器材をベランダに干してあったので、少し早起きをして片づけていると…


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シャルム最後の朝にきれいな朝日を見ることができました!


片付けが早く終わったので、早めにロビーに降りてチェックアウト。ブレックファストBOXをもらったので早速食べようかと思い開けてみると… 見事に炭水化物のオンパレード! ここはエジプトなので、郷に入ったら郷に従いましょう!


いつも通り??ピーターがお迎えに来てくれ、空港に向かいます。彼、ルパンに似てるんです!(写真一緒に撮ってない…)


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バスに乗り込む前にパシャリ! 昨日の夜景とは一転です。


15分ほどで空港に着き、ピーターに見送られてチェックイン。心配だった重量制限はあっさりとパス。こんなあっさりでいいのかな? まあいいや、ありがたい。


ところが… ここで大ハプニング発生!! メンバーの一人が体調不良のため、トイレでうずくまったまま動けなくなってしまったのです… メンバーの中に看護師さんがいたので、様子を伺ってくれているのですが埒が明かず、お医者さんを呼ぶことに… トイレから担ぎ出されたものの、ドクターストップで飛行機には搭乗できないとのこと… 英語ペラペラのご友人と2名を残し、ツアー半ばで別行動をすることになってしまいました。お医者さん曰く、「点滴をすれば大丈夫だから…」とのことで、チェックイン済みの荷物だけ先にカイロに運ぶことにしました。きっと何便か後のフライトでカイロに来てくれすはず… 我々はそう信じて予定通りツアーを進めていくことにしました。


あっちに呼ばれ、こっちに呼ばれとしている間に出発時間を過ぎてしまい、呼び出されます。ターミナルから飛行機に搭乗するまでにカイロの緊急連絡先に連絡を入れ、今後の対応に関して協議をします。ただ、飛行機に乗り込んだ途端に出発となり、最終決断は我々のフライトがカイロに到着する1時間後になりました。この1時間は、本当にいろんなことを考えました。どうしたらみんなが一番スムーズに行動できるだろうか… いろんなパターンのシュミレーションが頭の中を駆け巡りました。


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そんな中、外を眺めると癒されます…


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空も海も本当に青いですねぇ~ それにしても緑はないなぁ~


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そうこうしていると、カイロの上空まで来ました。大きな都市です。ちょっと霞んでいますね。


ほぼ予定通りにカイロ国際空港に到着。飛行機を降りてすぐに緊急連絡先に電話し、今後の対応についての協議をしました。シャルムで体調が悪くなってしまったメンバーさんにも電話をしたら、点滴のおかげか声は元気になっていましたが、さすがにキャンプは厳しいとのことで、明日宿泊予定のカイロのホテルに1泊早くチェックインをしてもらい、カイロでゆっくりしておいてもらうことになりました。残念ながら別行動になってしまいますが、キャンプ中にこれ以上体調を崩してしまうとそれこそ大変なことになりますので、これがベストなチョイスだと思い、全員が納得してそのまま別行動をすることになりました。


空港には日本語ぺらっぺらのモハメッドさんが出迎えてくれました。彼の元には既に2名が別行動になっている情報が入っていたため、改めて事情を説明し、今晩のホテルを確保してもらうよう伝えました。まずはダイビング器材等を置いておいてもらうため、明日宿泊するホテルに向かいます。ホテルでキャンプに必要な荷物以外の不要な荷物は明日まで全て保管しておいてもらいます。合わせて今晩の1部屋の予約を済ませます。これで準備万端。サハラ砂漠のキャンプへ向かいます。


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ついにピラミッドが姿を現しました! 明後日の見学が楽しみです!


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今日のお昼ご飯。チキンフライがおいしかった~ ごまペーストも最高!


ガイドのモハメッドさん。「もっちゃんと呼んでねぇ~」とすごく親近感が沸きます。このもっちゃん、十数年前にやってたテレビで「ここが変だよ、日本人」だったかな? そんな感じの番組覚えてません? そのエジプト代表として出ていたんですって! その時の写真もたくさん見せてくれました。サッカーのラモスさんとのツーショットもありました。


カイロ中心街から30分も車を走らせると、辺り一面砂漠になりました。一番最初のオアシス、バハレイヤまで380kmの道のり。約4時間です。車中ではもっちゃんがエジプトやイスラム教に関して、目をキラキラさせながら熱く語ってくれました。日本に住んでいたこともあり、日本との違いや親父ギャグを交えながら楽しくいろいろお話をしてくれましたよ。「あ~、もっちゃんはエジプトやイスラム教を本当に愛しているんだなぁ」と思いました。自分は日本について、そして宗教についてそんなに熱く語れるんだろうか…


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カイロとバハレイヤのちょうど中間地点にある唯一のサービスエリア?コンビニ?


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これ、ガソリンスタンドです。


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砂漠のど真ん中に1本だけ走る道路…


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トイレとともにちょっとした食料の購入もできました。建物の入口のレリーフが綺麗でした。


休憩中、もっちゃんはガイド中で遅れていたお祈りをしていました。1日5回お祈りをするとのこと。また、今日までラマダン(断食月)のため、太陽が昇っているときは一切食物水分を口にしません。さすがに10kg痩せたと言っていましたが、苦ではないそうです。なぜなら、それがイスラム教の教えだから… ラマダンが明けるとイスラム圏では日本でいう新年です。日本は決まって1月1日から1年が始まりますが、イスラム教の国ではラマダンが開ける日から新年が始まります。ただ、毎年ラマダンが明ける日が異なりますので、大変です。


カイロから4時間かけてバハレイヤに到着。ちょっと時間が押しているので、すぐに4WD(ランクル80)3台に便乗して白砂漠に向かいます。ただ、まだ160kmもあるそうで… 果たして夕陽の時間に間に合うのか!? 我々の心配をよそに、もっちゃん曰く、「僕に任せておけ!」とのこと。プロに任せておきましょう!


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バハレイヤのホテル「International Hot Spring Hotel」には日本人の女性オーナーがいるので安心。次回はここに泊まろうかな。庭もきれいに手入れされています。


ホテルを出発して最初に立ち寄ったのが観光警察署です。ここで砂漠に入る手続きをします。ここで手続きをしないと、不法侵入扱いになってしまいます。バハレイヤの街を抜け、キャンプで使う薪を入手し、一路白砂漠へ! 砂漠のど真ん中の道を100キロ前後でかっ飛ばします!


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段々と太陽の位置が低くなってきました。そろそろ車を止めて夕陽撮影のスタンバイ!


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砂漠に夕日が沈んでいきます… カイロに残っている2人は元気にしているだろうか…


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砂漠の中の一本道。街灯もありません。


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ついに太陽が沈んでいきます… 今日も一日ありがとう。そんな気持ちになります。


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沈む夕日を見ながら思い思いに撮影するメンバーさん。


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太陽が沈んだ後の白砂漠。


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砂漠には4WDが走った跡があちこちに見られます。


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夕陽を撮影したら、ここからは砂漠を走り、キャンプサイトを探します。


「キャンプサイトを探す」とありますが、特にどこがキャンプ場という指定はなく、メインの通りから外れたところであればキャンプし放題のようです。テントが5張り、あとリビングルームのスペースが確保できる場所を探します。


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砂漠を少し入っていくと、石灰岩でできた自然の造形物がたくさん姿を現します。


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その「自然の造形」を撮影するむらいさちさん。


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もっちゃんが「ここは約300年前まで海底だった」と教えてくれました。


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太陽が沈んだ後はきれいな夕焼けが見られました。


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数分後には空の色も変わり、辺り一面真っ暗になります。


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どこまでに広がる水平線… 地球は大きいと感じる瞬間。


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即席キャンプ場のリビング。そこで満天の星空を撮影するための「むらいさち フォト講座」が行われました。新月で天の川を始め、満天の星空を思う存分観察できました!


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今日は3人のドライバーのうちの最年長、ハマダさんが料理担当です。


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砂漠のど真ん中に絨毯と風除けだけを設置したリビング。とても快適です。


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食卓に今日の夕食が並びました。どれも美味いっす!! ハマダさん、ありがとう!


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食事が終わるとみんなで歌って踊って盛り上がります。今晩で断食月が終わるので、現地ドライバーも超ご機嫌!


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なぜかとっても癒される火の明かり。


最初はどうなるかと思っていたキャンプですが、なんか一番感動しているなぁ~ ここはカイロから6時間かけてくる価値は絶対にある… 今回来れなかった2名もまた絶対に連れてきてあげたい… テントで寝て、トイレ・シャワーもないですが、満天の星空の下、日頃味わえない体験ができてとても幸せなひと時でした。


そうそう、寝る間際、もっちゃんが「砂漠は冷えるからねぇ~」って…


★海も陸もとっても自然を愛するカメラマン 「むらいさちさん」 のホームページはこちら!


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