8月23・23日の1泊2日で岐阜県某所に特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオの観察に行ってきました! 夏ですが川の水温は20度前後とのことでドライスーツで出動です!
その前に、やっと新しい相棒「オリンパスTG-3」の赤色を手に入れ、出発当日に箱を開け、ぶっつけ本番でオオサンショウウオ撮影に挑みます! 以前の相棒フジのF80は出てすぐに購入して、今まで色々な海に出かけてきましたが、ボディも錆びだし、電池も持たなくなり、ついに電源を入れても立ち上がるのに相当の時間がかかるようになりましたので、お役御免でございます。今まで本当にありがとう! でも、まだいつも一緒に持ち歩いていますけど...
さて、そもそもオオサンショウウオって生態がよく分からないといわれていますよね。絶滅危惧II類に分類されており、現生の両生類では最大で、半分に裂いても再生するという俗説から「ハンザキ」の別名があるそうです。全長60~100cm、最大は全長135cm、体重19.5kgほどに達するといわれていますが、野生個体では全長100cmに達することは極めてまれだそうです。岐阜県以西の本州・九州北部の山地に分布し、四国および熊本・宮崎両県にも記録があるそうです。成体になっても多分に幼生の形質を残しており、一生を山間の渓流で過ごします。頭部は扁平で大きく、多数のいぼ状突起があります。口は幅広く鋭い歯をもち、成体では眼が退化してきわめて小さくなります。食性は動物食で、魚類、カエル、甲殻類、貝類、ミミズなどを食べます。貪欲で水中で遭遇した動物質には襲いかかり、共食いすることもあるそうです。なので、撮影にも細心の注意が必要です。口の前で撮影をしていると「バクッ」ってされる可能性も十分にあります。
さて、朝10時半に今回お世話になった伊藤潜水企画の伊藤さんと合流し、オオサンショウウオの観察地に移動します。腹が減っては戦はできぬ!ということで、まずは早速腹ごしらえ!
岐阜県飛騨地方の名物である「朴葉」を使った「朴葉寿司」をいただきます! 中身は鮭でしたが、鯖だったりすることもあるそうです。
腹ごしらえが済んだら、ドライスーツとカメラのセッティングをしてオオサンショウウオの観察に向かいます!
ポイントについた途端、「ここに1匹いますよ~!」って... いきなり見つかりました(笑)
早速水中に入ってみます。水温20度前後... グローブしたほうがいいかも... 最初に観察したオオサンショウウオさん、頭隠して尻隠さず... 呼吸のために20~30分で顔を出しますよ!といわれましたが全く動きません... 耐久戦です。
こんな感じで撮影しています。水中に入らなくても観察できる場合もあるんですよ!
これはまだ若いオオサンショウウオ。それでも10年くらい生きているのかな?
清流といわれるだけあり、オオサンショウウオ以外にもいろいろと観察できます。鮎やアマゴ、ヨシノボリ... そういった生物を観察するのも楽しいです。
つぶらな瞳ですね。退化してしまって、ほとんど見えていないようです。
かなりの数の「ヨシノボリ」が水底を動いていましたよ!
赤がきれいなヨシノボリもいます。ヨシノボリはハゼ科の魚です。
またオオサンショウウオの観察に戻りましょう! 指が5本ありますので、これは後ろ足です! ちなみに前足の指は4本です。
オオサンショウウオが動いてくれないときは水底を観察!
少し動いてくれました。こちらは前足!
上のオオサンショウウオはほとんど動きがないので、違うオオサンショウウオを観察しましょう! この周辺では20個体くらい確認されているようです。
オオサンショウウオのドアップ! 目と鼻の穴が観察できますね! かなりイボイボな皮膚ですね。
結構狭いところに入り込んで生活しています。
後ろ足がモゾモゾし出しました。肉球?が可愛いですね!
カメさん登場! 右前脚を怪我したのか噛み切られちゃったのか...
サワガニさん。お腹に子供をいっぱい抱えています!
親から離れた子ガニさん!
少しずつお腹から巣立っていっていますね。というか、放卵じゃないんだ...
マイナスイオンをいっぱい浴びてきました! たっぷり3時間ほど、観察できました。
夜ご飯はこの地方で有名な「鮎」。ブランドものですよ!
鮎の他には飛騨牛が! もちろんA5等級です!
天気が悪く、生憎夜のオオサンショウウオの捕食活動の観察や星空観察はできませんでしたが、火を見ながらほっこりとした時間を過ごしました。
2日目ももちろんオオサンショウウオの観察に出かけます!
今日はいきなり全身丸見えのオオサンショウウオを発見! 幸先いいですね!
こちらは別の個体。のそのそと動き出しましたよ。
こちらに向かってきます! と思ったら...
ピタッと目の前で全身をさらけ出してくれました!
なかなか動いてくれないとこのように水底に這いつくばってとにかく動いてくれるのを待つことになります。
また別の場所に移動してオオサンショウウオを見つけると、何とも狭いところに入り込んでいました。
何とか天気も持ってくれて今日もマイナスイオンをいっぱい浴びられました。
百日紅(サルスベリ)でしょうか?
オオサンショウウオの観察の後にバイカモ(梅花藻)を見に行ってきました!
このバイカモだけを撮影しに来られる方もたくさんいるそうです。
カエルもバイカモがお気に入りのようです!
水中に咲くバイカモの花に気泡が付いていました。
午前中も3時間ほどたっぷり観察し、お昼を挟み、最後のオオサンショウウオ観察に出かけます!
水中には鮎がいっぱい!
すぐ横にはオオサンショウウオが頭を突っ込んでいました!
少し場所を移動して水路に行ってみると、ココにも1匹いましたよ!
全身剥き出し(笑)
オオサンショウウオも思う存分観察でき、岐阜県の名物で職も満足できました! オオサンショウウオの捕食シーンや星空観察は天候の関係でできませんでしたが、それでも十分満足できました。
観察時期により6月ならゲンジボタル、7月ならヒメボタルを一緒に観察できるなんて言うこともできるそうですし、もっと小型のサンショウウオを見に行くツアー等いろいろプランニングできるとのことですので、次回は蛍も一緒に見に行こうかな?なんて考えています。オオサンショウウオ自体は基本的に年中観察可能ですので、いつでもアレンジできますよ! お気軽にお問い合わせください! 今回いろいろとご配慮いただきました伊藤潜水企画の伊藤さん、本当にありがとうございました!
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