2010.09.24　　ただいまホノルル滞在中！　カネオヘベイエアショーツアー添乗記　２日目！　今日はオアフ島１周観光に出かけます！

３．体験談・ダイビング紀行

ホノルル滞在２日目です！　今日はお二人のご希望でオアフ島観光です。

まずは朝ごはん！　ということで、ホテルから徒歩１分のマクドにお出かけです！

ソーセージエッグマフィンは日本と同じメニューですが、セットにするとパイナップルが付いてきます！　コーヒーもマフィンも一回り大きいです！

朝ごはんを食べて、そのままレンタカーを借りに出かけます！　クヒオ通りの西端でカラカウア通りと交わるところにあるダラーレンタカーで３日間レンタルします。

日本人の利用も多いのか、がんばって日本語を話してくれます。ただ、英語の方がスムーズなようでしたので、英語でやり取りしてもらいました…

さて、ホテルまでドライブしてお二人と合流し、まずは日立のＣＭでお馴染みの「この木なんの木気になる木～♪」を見に行きます。ナビをセットして出発！　このナビ、操作は英語ですが、なんと日本語で案内してくれるんです！　ぎこちないしゃべり方が数年前のナビを思い出させてくれます。今の日本のナビって本当にすごいと改めて痛感！

さあ、右側通行は過去にカナダやアメリカで運転したことはありましたが、ハワイでは初めて！　ちょっと慎重になります。ナビに誘導され、Ｈ１（フリーウェイ）からモアナルアロードに入り２つ目の出口のところに「この木なんの木気になる木～♪」があります。ここは「モアナルア・ガーデン」といいます。日本人にはお馴染みの木のため、たくさんの日本人観光客がいました。

同じような形の木がたくさんありますが、一番立派な木がＣＭで使われた木。モンキーポッド（ぬむの木）です。

実はナビに誘導させたら、このガーデンの入口が分からず、ぐるぐる回ってしまいました。実は高速を降りるランプのところからスッと入れるみたいです…

さて、次はパールハーバーに向かいます。その中でもアリゾナ記念館を見に行きます。

１９４１年１２月７日（日本時間８日）早朝、日本軍の奇襲攻撃によって、戦艦アリゾナは大勢の乗組員とともにパールハーバーに轟沈しました。日本とアメリカはその後４年間にわたり、数十万人に及ぶ犠牲者を出す壮絶な戦争に突入することになります。アリゾナ記念館は、太平洋戦争の火蓋を切ることになった歴史的場所なのです。

日本軍の不意打ちにより戦死した１１７７名の遺体が、今も戦艦アリゾナや他の戦艦と共に水の下に沈んでいるとのこと。日本人として、その真上に立つことはとても勇気のいることで、言葉では言い表せないとても複雑な心境になります。しかし、戦争の悲惨さや歴史の現実、そして二度と戦争を起こさない決意を後世に伝えていくのは、我々の使命ではないかと思います。

アリゾナ記念館は海上にあります。ボートに乗る前にセンター内の劇場でドキュメンタリー映画を観ました。エントランスホールにあるインフォメーションデスクでボートの乗船券を受け取り、博物館や本屋・ショップを見ていたら映画の上映時間になったので劇場の入り口へ行くと、かなりの人が列に並んでいましたが、日本人は我々だけのようでした。中国人は結構いましたが…　上映時間は約２０分。内容は、平和なハワイを一瞬にして地獄絵に変えた「卑怯な日本の裏切り行為」に関するドキュメンタリー。数千機におよぶ日本の戦闘機、爆撃機が、穏やかなハワイの朝に爆弾や銃弾を雨あられののように降り注ぐ。そして炎上、沈没する戦艦アリゾナ。思わず目を覆いたくなるようなシーンの連続でした。

私は戦争を知らない世代ですが、「先人は何でこんなことをしでかしたのだろうか？？」と言うことと同時に、周囲の人に「もう二度と同じ過ちはしません。」と謝って周りたい、そんな気分になりました。映像が終了し、ボート乗り場へ移動し、ボートに乗って、パールハーバーに浮かぶ記念館に渡ります。記念館は沈んでいる戦艦アリゾナをまたぐように建てられていて、近くで見るとかなり大きいのに驚きました。

入口の狭い通路を抜けると内部は広く開放感のある空間で、両側から沈んでいる戦艦アリゾナを見ることができます。アリゾナの表面にはびっしりと貝等の生物が付着し、時折色鮮やかな熱帯魚がまわりを泳ぎ、不思議な気持ちにさせられます。海上に突き出している赤く錆び落ちた主砲台の回りからは今も油が流出しており、何とも痛い痛しい光景でした。

アリゾナメモリアルセンターの入口。建物から先はカバン等は一切持ち込めません。戦艦アリゾナ号へはボートで渡ります。

白いアリゾナ記念館と戦艦ミズーリを眺めます。戦艦ミズーリへはシャトルバスで移動します。

日本軍の攻撃によって沈んだ戦艦アリゾナ号がそのまま保存されています。その戦艦をまたぐようにこの建物が建てられています。

未だに油が流出しているようです…　生々しい光景に心が締め付けられます。

建物の一番奥の壁一面には、真珠湾攻撃で亡くなった方のお名前が刻まれています。

アメリカ国旗が誇らしげに掲げられています。

１９４５年８月２９日、第二次世界大戦終結のため東京湾で行われた、日本軍と連合軍との降伏文書調印式、その会場となった戦艦ミズーリ号が戦艦歴史博物館として真珠湾に係留されています。

多くの日本人が訪れるハワイにこの悲劇の場所があるのはどうしてだろう…　しかしハワイを旅行する日本人のうち一体どれくらいの人がここを訪れるのだろう？　ハワイでは海にグルメにショッピング…　とにかく何かと忙しい。その中でパールハーバーに足を運ぶ意味は何なのか…　アリゾナ記念館というところは戦争の悲惨さや二度と戦争を起こさないという決意を伝えるだけの所ではないはずです。アメリカと日本の過去や、楽園ハワイに悲しい出来事があったことを今に語りかけてくれている貴重な場所。そこにあるのは「どんな過ちもきっと取り戻せる」というメッセージ。未来を担う子供たちに託すべき希望の言葉…

帰りのボートは我々の複雑な思いを乗せてアリゾナ記念館から遠ざかります。そんな中、今日ここで知ったひとつの事実が我々の気持ちを少し楽にしてくれました。それは、真珠湾の奇襲作戦において、日本軍は病院船には一切攻撃を加えなかった、ということ。開戦前夜、当時の日本、そして日本兵にはわずかな良心があったようで、少しホッとしました。

気分を入れ替えて次は楽しいところに行きましょう！　パイナップルで有名な「ドール・プランテーション」へ向かいます！

青い空、赤い大地、そして一面に広がるパイナップル畑。かわいい赤い屋根の建物が見えたら、それがドール・プランテーションです。

ドール・プランテーションには巨大迷路やパイナップルエクスプレス、プランテーションガーデンツアーなど、楽しいアトラクションも充実！　ここでしか買えないお土産を見つけるショッピングも魅力です。ワイキキの喧騒から離れた自然に包まれて、パイナップルづくしのひとときを満喫できます！

ドール・プランテーション内にはたくさんのパイナップルが！　

ドールプランテーション名物のドール・ホイップ！　ボリュームたっぷりで美味しかったです！

およそ３．２キロのコースを２０分かけて走るかわいい列車！　車内ではパイナップルの歴史や栽培方法など、興味深いナレーションがハワイアン音楽と一緒に流れ、気分爽快です！

赤い大地にはパイナップルを始め、コーヒーやカカオなど様々なものが栽培されていました。

まだお昼は食べていないのに、ドールホイップでお腹がかなり満たされました。ここからはノースショアを通り、明日のカネオヘでのエアーショーの下見を兼ねてカネオヘに向かいます。

車が止まった瞬間にパシャリ！　きれいな海です！

きれいな海やビーチ、山々等を見ながらカネオヘに向かいます。ただ、段々雲行きが怪しくなってきました…　カネオヘに近づくとポツリポツリ…　明日からの天気は大丈夫かなぁ？？？　そうこうしていると頭上を明日からの目玉「Blue Angels」の予行練習が行われているではないですか！！　僕はブルーエンジェルは初めて見ましたが、青い機体がとてもCoolです！　明日からが楽しみになってきました！

カネオヘ市内に入ると雨も本降りになり、とりあえず明日、基地に入るためのルートだけを確認して、ご希望のムームーショップがあるカイルアの街に向かいます。

カイルアロード。カイルアのメインロードでしょうか？　緑が豊かで綺麗です！

カイルアにある「MuuMuu Heaven」。駐車場完備。日本人スタッフもいますよ！

どうやらご友人からムームーの購入をお願いされていたようで、雑誌に出ていたムームーに近いものをご購入されていました。

買い物が終わるころにはなんとか雨も上がり、こちらもご希望の「アラモアナショッピングセンター」に向かいます。カイルアから直接ホノルルに向かってもよかったのですが、せっかくなのでハナウマ湾やハワイ・カイ経由でホノルルに向かいます。途中、２６日に行われるセンチュリーライドの練習なのか、自転車の方をよくお見かけしました。こんなアップダウンのところ、自転車で進まれるなんてすごいです！

エルヴィス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」の撮影地と知られているハナウマ湾。珊瑚礁が見事に広がっているのが分かります。